日幸電機製作所はブレーカ、プロテクタ、漏電遮断器、電子応用機器のメーカです。

日幸電機製作所　坂元工場正門

当社の主力工場です。
製造部のほか、技術部、生産管理部、品質保証部、仙台営業所も同じ敷地内にあります。

　敷地面積：7789平方メートル
　建築面積：3745平方メートル
　建築延面積：4945平方メートル

開発設計部隊

３D CADにて各種ブレーカーの開発
設計を行っております。

巻線技術

自動巻線機による電流コイルの自社生産

射出成形機

ブレーカ本体で使用するモールドケース等を製造しています。

油圧プレス機

ブレーカ内で使用される小物金具類を製造しています。

オイルダッシュポット組立工程

当社ブレーカの特徴である”完全電磁式”を実現する重要部品です。
仕様・特性ごとに作り分けています。

なお、組合わせるコイル部分は当社の古河工場にて製造しています。

自動組立技術

自社開発設備にてオイルダッシュポット(油管)の
自動組立を行っております。

アーマチュア系組立ライン

ブレーカの可動接点と外部接続端子を繋ぐケーブルなどを組立てています。
大電流が流れて発熱する可能性がある場所ですので、半田付けより信頼性の高いスポット溶接で接続しています。

プリント基板製造ライン（面実装基板用）

ブレーカ内に収める漏電遮断ユニットの制御基板などを組立てています。
チップマウンタとリフローユニットで組になります。

プリント基板製造ライン（スルーホール基板用）

スイッチ回りや大型基板の組立てなどのDIP部品用の自動半田装置です。

チップマウンター(基板製造ライン)

漏電ブレーカ―用電子回路基板の自社製造ライン

製品組立てライン

上記までで組みあがった各部品を纏めて、製品となるまで組立てる工程です。
各品種ごとに複数のラインがあります。

特器製品の組み立て

電子応用機器として特殊電源装置の設計
製作を行っております。

電流調整

定格毎の動作電流値の微調整を各極行います。

自動検査装置

海外規格適合の漏電機能付配線用遮断器の
自動検査装置を自主開発しました。

製品検査工程

製品として組みあがったブレーカを検査します。
検査項目は多数ありますが、一部の項目については自動化を行い、検査時間の短縮化、合理化、作業員の安全確保などで効果をあげています。

物流センター

製品検査工程で合格した各製品は梱包後にここへ集められ、注文書の内容に従いお客様の所へ出荷されます。

試験施設（恒温恒湿試験機、耐久試験機）

工場と併設して試験設備類を集めた試験棟があります。
製品開発時など性能や信頼性等の測定確認で使用します。

試験施設（振動試験機）

ブレーカは屋内の固定設置だけではなく、航空機、列車、エンジン発電機などにも搭載されています。
セットが稼動した際に生じる振動などの影響があるのかを試験します。

試験施設（衝撃試験機）

振動と同様に衝撃も製品に対して影響があります。
この装置は100Gまでの衝撃を発生させることができます。

試験施設（短絡試験設備）

配線用遮断器（ブレーカ）、機器保護用遮断器等の電流を遮断する能力を検証試験する設備です。
試験するブレーカの容量や仕様により、幾つかある試験方法より最適な手段を選択して行います。

　発電機方式：460V-2.5kA、220V-5kA
　買電方式：460V-10kA、220V-15kA
　直流遮断（蓄電池式）：80V-2kA、450V-200A
　直流遮断（三相全波整流式）：700V-2.5kA

試験施設（短絡試験設備）

棟内にある上記発電機方式で使用する発電機です。
800kVA同期発電機を75kW誘導電動機によって駆動しています。